ご存じですか? インプラント治療
2008.10.24
口腔外科部長 萩原 敏之

◆当院口腔外科でのインプラント治療について◆
最近歯科のインプラント治療を受ける患者さんが急増しています。
その理由は、入れ歯(取り外し式義歯)より安定しているため、よく食べ物が噛めて話もはっきりできるからです。また、ブリッジ(固定式義歯)のように隣のいい歯を削ってしまうこともありません。ただし、欠点もあります。骨に穴をあけたり歯槽骨を造ったりという手術操作が加わる事と、保険がきかずに高価だということです。この二つのことで尻込みしている人も多いのではないでしょうか。
そもそも歯科インプラントというのは、どういうものなのでしょうか。簡単に言えば、金属の人工歯根を顎骨の中に入れその上に差し歯を挿すことです。
人工歯根はおもにチタンでつくられています。非常に骨と親和性がよく、骨に生物学的にがっちりとつきます。オッセオインテグレーションと専門的には言います。メーカーによってインプラント表面焼成法やインプラント体の形が遠い、骨へのつき方に若干の違いがあります。メーカーは日本国内で手に入るものだけでも30社以上あり、それぞれに特徴があって、どれを選ぶかはドクターのメーカーへの信頼感と臨床経験によっています。
当院では、スウェーデンのノーベルバイオケア社のブローネマルクシステムと米国のバイコン社製のバイコンシステムを使っています。前者は、歯科インプラントを開発したブローネマルク博士を中心に40年前に設立された会社で、最も歴史が古く世界中で一番多くの人が使っているインプラントメーカーです。40年前にいれたインプラントが今も問題なく使えている実績から非常に信頼性が高いものです。バイコンは米国ボストンで開発されたインプラントでやはり米国では非常に信頼性の高いメーカーで、最近日本でも採用している先生が増えています。
次に欠点についてお話しします。痛みについてですが、実は局所麻酔だけで十分に痛まず手術ができます。抜歯した時よりも痛まなかったという方も多くいらっしゃいます。ただし、痛みに弱い方や骨を造る手術を一緒にする場合には、静脈内鎮静法や笑気鎮静法などを併用することもあり、当科ではそのような場合でも対応できるようにしております。
いま骨を造る手術と申し上げましたが、それについて補足します。インプラント治療では、失った骨を造るという手術操作が加わることがしばしばあります。歯がなくなると実はその周りの歯槽骨もなくなってしまいます。歯がなくなって時間がたつほどその減り方は大きくなります。なくなった骨の部分を復元しないと審美的におかしかったり、インプラントを植えることができなかったりします。その場合は骨も造らなければならないのです。骨を造ることは口腔外科の重要な一部分であり、骨移植をしたり、骨延長術といって骨を徐々に大きくする器械を使った骨造成をしたり、人工骨を使ったりします。当院は、口腔外科専門医が複数常勤しておりますので、骨を造ることについても十分な対応ができております。口腔外科専門医については、日本口腔外科学会ホームページをご覧いただければ、詳細をしることができます。
日本口腔外科学会アドレス http://www.jsoms.or.jp/
最後に経済面について話しますと、インプラント治療は保険治療でありませんので、施設によってばらつきがあります。おおよそ20万円から50万円くらいまで幅があります。この違いは、使っているインプラントそのものの値段、設備投資、先生方の勉強経費や経験年数などによるものです。当院では1歯おおよそ30万円です。


◆当院口腔外科でのインプラント治療について◆
最近歯科のインプラント治療を受ける患者さんが急増しています。
その理由は、入れ歯(取り外し式義歯)より安定しているため、よく食べ物が噛めて話もはっきりできるからです。また、ブリッジ(固定式義歯)のように隣のいい歯を削ってしまうこともありません。ただし、欠点もあります。骨に穴をあけたり歯槽骨を造ったりという手術操作が加わる事と、保険がきかずに高価だということです。この二つのことで尻込みしている人も多いのではないでしょうか。
そもそも歯科インプラントというのは、どういうものなのでしょうか。簡単に言えば、金属の人工歯根を顎骨の中に入れその上に差し歯を挿すことです。
人工歯根はおもにチタンでつくられています。非常に骨と親和性がよく、骨に生物学的にがっちりとつきます。オッセオインテグレーションと専門的には言います。メーカーによってインプラント表面焼成法やインプラント体の形が遠い、骨へのつき方に若干の違いがあります。メーカーは日本国内で手に入るものだけでも30社以上あり、それぞれに特徴があって、どれを選ぶかはドクターのメーカーへの信頼感と臨床経験によっています。
当院では、スウェーデンのノーベルバイオケア社のブローネマルクシステムと米国のバイコン社製のバイコンシステムを使っています。前者は、歯科インプラントを開発したブローネマルク博士を中心に40年前に設立された会社で、最も歴史が古く世界中で一番多くの人が使っているインプラントメーカーです。40年前にいれたインプラントが今も問題なく使えている実績から非常に信頼性が高いものです。バイコンは米国ボストンで開発されたインプラントでやはり米国では非常に信頼性の高いメーカーで、最近日本でも採用している先生が増えています。
次に欠点についてお話しします。痛みについてですが、実は局所麻酔だけで十分に痛まず手術ができます。抜歯した時よりも痛まなかったという方も多くいらっしゃいます。ただし、痛みに弱い方や骨を造る手術を一緒にする場合には、静脈内鎮静法や笑気鎮静法などを併用することもあり、当科ではそのような場合でも対応できるようにしております。
いま骨を造る手術と申し上げましたが、それについて補足します。インプラント治療では、失った骨を造るという手術操作が加わることがしばしばあります。歯がなくなると実はその周りの歯槽骨もなくなってしまいます。歯がなくなって時間がたつほどその減り方は大きくなります。なくなった骨の部分を復元しないと審美的におかしかったり、インプラントを植えることができなかったりします。その場合は骨も造らなければならないのです。骨を造ることは口腔外科の重要な一部分であり、骨移植をしたり、骨延長術といって骨を徐々に大きくする器械を使った骨造成をしたり、人工骨を使ったりします。当院は、口腔外科専門医が複数常勤しておりますので、骨を造ることについても十分な対応ができております。口腔外科専門医については、日本口腔外科学会ホームページをご覧いただければ、詳細をしることができます。
日本口腔外科学会アドレス http://www.jsoms.or.jp/
最後に経済面について話しますと、インプラント治療は保険治療でありませんので、施設によってばらつきがあります。おおよそ20万円から50万円くらいまで幅があります。この違いは、使っているインプラントそのものの値段、設備投資、先生方の勉強経費や経験年数などによるものです。当院では1歯おおよそ30万円です。